日本弁理士クラブ幹事長挨拶




平成29年度日本弁理士クラブ幹事長 鈴木 一永

 本年度、日本弁理士クラブ幹事長を拝命いたしました鈴木一永です。
 平成28年度の伊丹勝・日本弁理士会会長に引き続き、平成29年度からの二年間も、日本弁理士クラブ推薦の渡邉敬介会員が、日本弁理士会会長として、弁理士会を牽引することになっております。推薦母体である私共日本弁理士クラブとしても、日本弁理士会で進める会務活動を積極的にバックアップすることが本年度の活動の重要な柱の一つとなっています。
 日本弁理士クラブ(日弁)は、これまで日本弁理士会の活動に対して多くの政策提言を行ってまいりました。また、これからも積極的な政策提言を行っていくことが日弁の重要な責務であると考えます。そして、その責務を果たすには、現在から将来に亘り、知的財産制度や弁理士制度をどのように発展させるかという、明確なビジョンが必要です。我々が担っている知的財産制度は、経済・産業の発展の原動力となる人類の知的創造活動を保護する制度であるため、当然、産業構造が時代とともに変化すれば、制度自体も自ずと変貌していく宿命を背負っています。将来を見据え、どのような知的財産制度が必要であり、その中で、弁理士はどのような役割を担っていくべきかを検討することが重要であると思います。
 日本弁理士クラブは、PA会、春秋会、南甲弁理士クラブ、稲門弁理士クラブ、無名会、の5つの会派の連合体で、会員数が最も多い弁理士団体であり、各会派に参加すると自動的に日弁の会員となります。近年、弁理士の数が増加傾向にありますが、会派への参加率は年々減少しているようです。会派に参加すると余計な雑務、派閥の仕事が増えて弁理士人生のマイナスになるようなイメージが形成されているような気がします。しかし、円滑な日本弁理士会の運営、知的財産制度、弁理士制度の発展は、会派による日頃の地道な活動によって支えられています。日本弁理士会の歴史は、これを支えてきた会派の歴史でもあるという事実をもう一度再確認していただき、日弁会員の先生方、更には、無会派の先生方にとっても日本弁理士会の会務活動に参加しやすい条件づくりをするために、日弁としてできることを行っていきたいと思います。
 一年間という限られた時間ではありますが、幹事長として、少しでも弁理士と日本弁理士会、ひいては日弁のためになる運営を行いたいと思っておりますので、会員皆様のご理解とご協力をお願い申し上げ、幹事長就任の挨拶とさせていただきます。
 

以上